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「飛ぶものは落ちるんだから、落ちるのが怖いなら飛びたいなんて思わなければいいのに」 
(漫画『のだめカンタービレ』二ノ宮知子)
わかる。その気持ち。最初っからなにもなければな・・・って思ってしまう気持ち。

 「売り買いによる自由ではなく剣にかけて あなたの誇りのために戦ったあなたは自由だ」
(『シュナの旅』宮崎 駿)
かっくいい~~~♪

 「若さは美しいけれども 美しさは若さではないよ美はもっとあらゆるものを豊かにふくんでいるんだ」
(『へルタースケルター』岡崎京子)
若さばかり求めてもね・・・。年月を積み重ねると同時に、精神的に豊かになれた人はきっといくつになっても不思議なオーラを放っているんだろうな。そしてそれをきっと美しいとおもうのだ。

 「オレは かしを作りたいんでも恩を売りたいんでもない縁あって一緒になったんだ ――だからちゃんとあんたらの人生にかかわらせて欲しいだけなんだ。そしてそうゆうことを迷惑とは言わねんだぞ?」
(『ハチミツとクローバー』羽海野チカ)
誰かに頼らないことばかりが強いことでもないし、愛でもない。誰かに頼って頼られて生まれてくる絆は強い。 

「好きだから、誰かに負けるのなんて、耐えられね―――んだよ!!」
(『DASH』北沢未也・秋重学)
好きだからビリでも何でも楽しいってワケじゃないんだよね。やっぱり片思いはいやだもの。 

「“本当の愛は永遠”とか言ってる奴は今すぐ死ね!それが愛を永遠にする方法だ!!」
(『学園恋愛者』栗原まもる)
ごもっともだけど後ろ向き。この後、「恋愛が下手なんですね」の一言がはいると。

 「ガキの遊びに決着なんかねぇ。忘れて次にいくのが大人になるってことだ。」
(『20世紀少年』浦沢直樹)
まったくだ。

 「みんながみんな自分だけはちがうんだと顔をあわせればウソばかりついていた。みっともない青春はあっとゆう間で、気がついたら22歳になっていた。」
(『上京ものがたり』西原理恵子)
うっわ・・・身にしみる言葉です。朝日新聞の評通りの言葉になってしまいそうだけど、シンクロする部分がある。他人と違う自分を探して、特別な何かを自分に求めて、それはきっと自分に何も見つかっていない証拠で、それを認めることすら怖くて、何もないことが怖くて・・・でも、悟って大人になった人はみんな“それが青春”だっていう。 

「人生は七転び八起きだ立ち上がり続けりゃ勝つんだよ」
(『NANA』矢沢あい)
どうでもいいことですが、ナナ(7)とハチ(8)で七転び八起き。

 「子供が子供なのは大人が何でもわかってるって思ってるところだ」
(『ハチミツとクローバー』羽海野チカ)
まったくだ。 

「不幸自慢禁止」
(『ハチミツとクローバー』羽海野チカ)
棟梁の言葉。確かに、人間って時々自分の不幸を見せびらかしたくなるときがある。一人が始めるとみんなでヨーイドンしてしまう。棟梁の言うとおり、意味のない行為。世界一不幸な自分に酔ってる。自分が何もできないことを環境のせいにする人は成功しない。
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「わたしは、慶の民の誰もに、王になってもらいたい」「己という領土を治める唯一無二の君主に」
(十二国記「風の万里 黎明の空」小野不由美)
ラストの主人公、陽子の演説より。この台詞はかなり気に入っている。 己という領土を治めた人の言葉。


 「言葉は石になります」
(「タイランド」村上春樹)
さつきが自分の秘密を明かそうとしたときにニミットが言う台詞。傷つくような出来事ってのは、話したくない時は言えばすっきりすることもあるけれど、話したい時は言葉にしちゃいけない・・・気がする。言葉にするとそれは呪いみたいなもので心を蝕み、永遠に、それこそ石のように体の中に残ってしまうから。 


「お前に踏み絵を踏むがいいと言っているようにユダにもなすがいい言ったのだ。お前の足が痛むようにユダの足も痛んだのだから」
 
(『沈黙』遠藤周作)
慈悲をユダにさえも与えてこそ、本物の神と。西欧人がなんと言おうと私は日本人なのでこの解釈のほうがしっくりくる。


 「強い者より弱い者が苦しまなかったと誰が断言できよう」 
(『沈黙』遠藤周作)
寛容な心こそジーザスの持つ最大の武器だったのではないのかと。


 「疲れを心の中にいれちゃだめよ(中略)疲れは体を支配するかも知れないけれど、心は自分のものにしておきなさいってね」 
(『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹)
肝に銘じております。
うちの担当の先生が読んだら(多分読んでる)きっと見習えっていいそうな内容でした。作者の自叙伝です。漫画という形式をとったエッセイだと思ったので本のカテゴリーに入れました。(「シュナの旅」もここに入ってることだし。)
個人的にアーティストの自叙伝に弱い・・・GLAYの「pure soul」とか。いや、でも素直な言葉で語れている自叙伝じゃないとはなにつくだけだけど。

ある一定の場所にたどり着くことを悟るっていうけど、そういう言葉って誰でも同じところにたどり着くから似通ってるものになる。でも、似通ったありきたりな言葉ほど、経験豊かな人からでてくるのではないかと思った。人と違う言葉を探して、人とは違う自分を探して、特別な自分を探して・・・それはまだ何も見つかっていない人がすることなんだと思った。見つかった人は見つかってそれに自信があるから、堂々とありきたりな言葉を言うことが出来るんだと思う。
つまり、何を自分が言っても決して自分のオリジナリティを損なわない確固たる基盤があるから、言葉がありきたりでもありきたりにならないし、実際それは自分の心からダイレクトに出てきた言葉なんだと思う。だからそういう経験に裏付けられた言葉はたくさんの人の心を捉えるんだと思う。

「みんながみんな自分だけはちがうんだと
顔をあわせればウソばかりついていた。
みっともない青春はあっとゆう間で、
気がついたら22歳になっていた。」

最近、ハチクロやら何やら読んで大人が語る青春の正体が少しずつ見えてきた気がします。みんながみんな同じようなこたえを「ありきたりな言葉ですが・・・」と語る中で違う言葉を探して、違う自分を探して、見つからなくて本当はこれっぽっちもなくて、特別な人間になりたくてもがいている状態。これを大人は“青春”ってよんでる。自分がどれほど子供だったかを知った時、子供は大人になる。
一番好きなのは
「一番得意なタッチなんてない」
って凹むシーン。わかるわかると頷いてしまう。そして、ちょっとよかったって思う。私も得意なタッチってなくってこんなのどうかなって程度で色々描いて、作って・・・今プロで食べている人にもそういう時代があったんだと思うとほっとする。

ことわざに似ている言葉、慣用句のような言葉、実体験につながることは多い。そういえばこの間はトリビアの種で “一番ウソなことわざ”を調査してたな。優勝は「石の上にも三年」。年配の方々は“三年くらいじゃねぇ~。短いわよ。” と口々に。なるほどね。
でも私が思うに、このことわざは短いところにも意味があるんだと思う。 “まず三年頑張ってみましょう”っていう数字なんだと思う。三年以内に見切りって大体つくじゃない?そんでやっていけるって思ったらいいけど、それなりに見切りがついたらついたで次にいかないと、実際問題生きていけないし。確かに大成するのって時間かかるけれど、ある程度その職業なり、環境なりが自分にあっていることいないことを確かめることも必要。粘ってもしょうがないことってある。でも粘らなきゃいけない時もある。だから三年なんじゃないかなって思います。
で、本当に大成するならそっからが本番。本当に長い道のりになると思う。でも、多分最初の三年で自分がその石の上で生きていくことを確信しているから、そこから先は“ただじっと座る”だけではなくなるんだろうな。
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