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「わたしは、慶の民の誰もに、王になってもらいたい」「己という領土を治める唯一無二の君主に」
(十二国記「風の万里 黎明の空」小野不由美)
ラストの主人公、陽子の演説より。この台詞はかなり気に入っている。 己という領土を治めた人の言葉。


 「言葉は石になります」
(「タイランド」村上春樹)
さつきが自分の秘密を明かそうとしたときにニミットが言う台詞。傷つくような出来事ってのは、話したくない時は言えばすっきりすることもあるけれど、話したい時は言葉にしちゃいけない・・・気がする。言葉にするとそれは呪いみたいなもので心を蝕み、永遠に、それこそ石のように体の中に残ってしまうから。 


「お前に踏み絵を踏むがいいと言っているようにユダにもなすがいい言ったのだ。お前の足が痛むようにユダの足も痛んだのだから」
 
(『沈黙』遠藤周作)
慈悲をユダにさえも与えてこそ、本物の神と。西欧人がなんと言おうと私は日本人なのでこの解釈のほうがしっくりくる。


 「強い者より弱い者が苦しまなかったと誰が断言できよう」 
(『沈黙』遠藤周作)
寛容な心こそジーザスの持つ最大の武器だったのではないのかと。


 「疲れを心の中にいれちゃだめよ(中略)疲れは体を支配するかも知れないけれど、心は自分のものにしておきなさいってね」 
(『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹)
肝に銘じております。
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