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●子供ってたくましい。
というより、あの戦火の中で生き残ったからなのかもしれないし、
あの中で育ったからこそたくましいのかもしれない。
頭が良くて柔軟でタフな子供しか生き残れない。
“全身の細胞が『生きろ』と叫ぶ”感覚がないやつは自然淘汰されたのだ。
先日の奈良の事件にしても、今の子供は弱すぎる。
父親との葛藤なんていつの時代にもあったはずだし、
どうしようもない行き詰まりなんてきっと古今東西誰にだってある・・・・・
何より、この本が一時期話題になったのは、世代をこえて、少年の心情に共感する部分があったからなのでは?・・・・少なくとも私は共感できた。
学校で教える戦争はひたすら暗くて「ほしがりません勝つまでは」が代表で、子供は大人の考えにみんな洗脳されてたものと思った。
少年の心と生活に戦争は深く影響を与えていて、でも、根っこの部分で少年は私たちと同じ感じ方をしていて、戦争ってこういうものなのだなと身近に感じられた。
ゆとり教育なんかしてる場合じゃない。エネルギーはあまっている。
子供ってこっちが思っている以上にたくましいのだから。
●父
この賢い父にしてこの子あり。そんな感じ。
息子の「なぜ?どうして?」という質問が彼の命を脅かすことになると早い段階で判断し、家の外でそうしたことについて話すことを禁じている。しかもそれはやわらかく状況を判断して対応し、結果的にキリスト教を信仰する一家を戦火の中、彼は守り抜いた。
●鬼畜
太平洋戦争の体験談を読むといつも思う。
なぜ、民家が爆撃されたのか。
原爆は本当に使う意味があったのか。
うちの祖母の体験談読んでいても思った。
B29が狙った相手は誰がどうみても一般市民だ。
焼夷弾にしても、木造民家向けのものと鉄筋コンクリートの工場向け用のものがあるというのはどういうことなのか?
戦争の根を絶つつもりなら攻撃は工場だけでよかったはずだ。
工場の場所が分からないというなら
なぜ、“民家用の焼夷弾”が投下されていたのか?
炎に焼かれて子供が死ぬところなんて想像もできない連中がこの世界にはたくさんいる。
日本も負けじとその歴史は残虐だ。
戦争は負けた方が悪い。
勝てば官軍は百も承知。
参戦の判断を誤り、自軍の力を見誤り、退却時期まで逃した政府には重い責任があるし、
狂気に走った軍を神の力をもって止めなかった天皇の責任も重い。
また、世の中の流れを見ているだけで何もしなかった国民全てに責任はある。
それでもやっぱり、あの、空襲の体験談を読むといつも感じる
「どこのだれかもわからない人に死ねばいいと思われている感覚」、
体験談の主が子供だったりするとなおさら、
原爆や爆弾を落とす連中を「鬼畜」と呼びたくなる。
というより、あの戦火の中で生き残ったからなのかもしれないし、
あの中で育ったからこそたくましいのかもしれない。
頭が良くて柔軟でタフな子供しか生き残れない。
“全身の細胞が『生きろ』と叫ぶ”感覚がないやつは自然淘汰されたのだ。
先日の奈良の事件にしても、今の子供は弱すぎる。
父親との葛藤なんていつの時代にもあったはずだし、
どうしようもない行き詰まりなんてきっと古今東西誰にだってある・・・・・
何より、この本が一時期話題になったのは、世代をこえて、少年の心情に共感する部分があったからなのでは?・・・・少なくとも私は共感できた。
学校で教える戦争はひたすら暗くて「ほしがりません勝つまでは」が代表で、子供は大人の考えにみんな洗脳されてたものと思った。
少年の心と生活に戦争は深く影響を与えていて、でも、根っこの部分で少年は私たちと同じ感じ方をしていて、戦争ってこういうものなのだなと身近に感じられた。
ゆとり教育なんかしてる場合じゃない。エネルギーはあまっている。
子供ってこっちが思っている以上にたくましいのだから。
●父
この賢い父にしてこの子あり。そんな感じ。
息子の「なぜ?どうして?」という質問が彼の命を脅かすことになると早い段階で判断し、家の外でそうしたことについて話すことを禁じている。しかもそれはやわらかく状況を判断して対応し、結果的にキリスト教を信仰する一家を戦火の中、彼は守り抜いた。
●鬼畜
太平洋戦争の体験談を読むといつも思う。
なぜ、民家が爆撃されたのか。
原爆は本当に使う意味があったのか。
うちの祖母の体験談読んでいても思った。
B29が狙った相手は誰がどうみても一般市民だ。
焼夷弾にしても、木造民家向けのものと鉄筋コンクリートの工場向け用のものがあるというのはどういうことなのか?
戦争の根を絶つつもりなら攻撃は工場だけでよかったはずだ。
工場の場所が分からないというなら
なぜ、“民家用の焼夷弾”が投下されていたのか?
炎に焼かれて子供が死ぬところなんて想像もできない連中がこの世界にはたくさんいる。
日本も負けじとその歴史は残虐だ。
戦争は負けた方が悪い。
勝てば官軍は百も承知。
参戦の判断を誤り、自軍の力を見誤り、退却時期まで逃した政府には重い責任があるし、
狂気に走った軍を神の力をもって止めなかった天皇の責任も重い。
また、世の中の流れを見ているだけで何もしなかった国民全てに責任はある。
それでもやっぱり、あの、空襲の体験談を読むといつも感じる
「どこのだれかもわからない人に死ねばいいと思われている感覚」、
体験談の主が子供だったりするとなおさら、
原爆や爆弾を落とす連中を「鬼畜」と呼びたくなる。
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